ガーデニングや庭木の手入れに欠かせない剪定バサミ。
しかし、いざ選ぼうとすると「直刃?曲刃?アンビル?どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、剪定バサミの代表的な種類5タイプ(直刃・曲刃・アンビル・高枝・電動)の特徴や用途をわかりやすく解説し、選び方のポイントもご紹介します。
手動剪定バサミ
直刃タイプ
刃がはさみのように交差して切る構造で、両刃が鋭く、スパッと切れる。
若くて柔らかい枝の剪定に最適。

切り口がきれいで植物へのダメージが少なく、ガーデニング初心者にも扱いやすい。
- 観葉植物やバラなど、生育中の枝葉をきれいに切りたい人
曲刃タイプ
刃先がカーブしており、狭い場所や込み入った枝にも入りやすいので、細かい作業におすすめです。

枝をしっかり捉えやすく、果樹や庭木の剪定に向いています。
- 盆栽や小枝の剪定を丁寧にしたい人
アンビルタイプ
片刃が固定され、太い枝を押し切るのに適しているタイプです。硬い枝向き。

固定された片刃がまな板のような働きをし、もう一方の刃は薄く出来ていてスパッとした切り心地で曲刃よりも楽に切れる感じがします。
- 枯れ枝や剪定後すぐ処分する太めの枝を切りたい人
高枝剪定バサミ
長い柄が付いており、太めの枝を切るのに便利。

樹木の中高部の剪定や、力を使わずに剪定したいときに向いています。
脚立なしで高い枝の剪定ができて安全なので、果樹の手入れにも便利です。
- 庭木の高所を剪定したい方、脚立が苦手な方
電動剪定バサミ
バッテリー駆動。
力いらずで、ラクに剪定でき、長時間の作業でも疲れにくい剪定バサミです。

- 太い枝をたくさん剪定する方、力に自信のない方や高齢者の方
剪定バサミの選び方ポイント
選ぶ際は以下のポイントを参考にしましょう。
切る枝の太さ・硬さ | 柔らかい枝は直刃や曲刃、 硬い枝はアンビルや電動タイプがおすすめ |
作業する場所 | 高所なら高枝剪定バサミ、 狭い箇所なら曲刃タイプが便利 |
作業頻度・体力 | 頻繁に使うなら手になじむグリップの物を、 長時間使うなら電動が楽 |
価格と耐久性 | 初心者なら安価な手動タイプ、 本格的にやる方は電動や高品質品を検討 |
まとめ|用途に合わせた剪定バサミ選びが大切
剪定バサミにはさまざまな種類があり、それぞれ用途や枝の種類に合わせた適材適所の使い方が求められます。
✂️ 柔らかい枝には直刃タイプ
✂️ 混み入った作業には曲刃タイプ
✂️ 太く固い枝にはアンビルや電動
✂️ 高い場所には高枝剪定バサミ
といった感じで、必要に応じて使い分けていくのがおすすめです。
また、植物を切る際、剪定バサミ以外のハサミは刃が悪くなってしまうのでおすすめしません。
ご自身の用途や体力に合った剪定バサミを選んで、快適なガーデニングライフを楽しんでください!
最後までお読みいただきありがとうございました。