10月は気候が安定し、紅葉が色づき始める絶好の登山シーズン。
高尾山や御岳山といった首都圏の低山ハイキングは、40代・50代のハイカーに人気のスポットです。
ただし、日中は歩くと汗ばむ一方、朝晩や山頂では冷え込むため、「重ね着」と「機能性ウェア」が欠かせません。
10月の低山ハイクの服装は「寒暖差」と「動きやすさ」がポイントです。
40・50代におすすめの基本服装(10月の低山向け)
ベースレイヤー(吸汗速乾シャツ)
登山の服装は「汗をどう処理するか」が大事です。
綿素材のTシャツは汗を吸ったまま乾かないため、冷えや体力消耗につながります。
- ポリエステル系化繊シャツ:乾きやすく軽量。初心者にも扱いやすい。
- メリノウール:天然素材で保温性が高く、消臭効果もあるため汗をかいてもニオイにくい。


体にフィットしすぎず、動きやすいストレッチ性のあるものを選ぶと良いでしょう。
ミドルレイヤー(薄手フリースやシャツ)
日中は歩くと暑くなるため、簡単に脱ぎ着できる「ミドルレイヤー」が必須です。
- 薄手フリース:軽量で保温力があり、汗抜けも良い。
- チェック柄シャツ(化繊やウール混):おしゃれ感もあり、ハイキングコーデとして人気。
- ジップ付きタイプを選ぶと温度調節がしやすく便利。
厚すぎると暑くて持て余すため、10月の低山は「薄手」がベスト。

アウター(軽量ウインドブレーカーやソフトシェル)
朝晩や標高の高い場所では冷たい風が吹くため、風を防ぐアウターが必要です。
- ウインドブレーカー:コンパクトに畳める軽量タイプはリュックに常備しておくと安心。
- ソフトシェル:防風性+ある程度の撥水性があり、小雨なら対応可能。
防水アウター(レインウェア)とは別に、気軽に羽織れる「軽量防風アウター」を持つのが快適さの秘訣。

パンツ(ストレッチ性・速乾性のあるトレッキングパンツ)
低山といえども階段や岩場を登る場面も多いため、動きやすさが重要です。
- ストレッチ素材:歩幅を大きく取っても突っ張らない。
- 速乾性:汗や朝露で濡れてもすぐ乾く。
- 撥水加工があると小雨や泥はねも防げて便利。
ジーンズや綿パンは汗や雨で重くなるので避けましょう。

シューズ(ローカットまたはミドルカットの登山靴)
高尾山や御岳山のような低山でも、靴選びを間違えると足を痛めます。
- ローカット:軽快で歩きやすい。日帰りのハイキングに最適。
- ミドルカット:足首をしっかり支え、石や段差が多い登山道でも安定。
トレッキングシューズ(登山靴)は試着が大事。
普段より0.5〜1cm大きめを選び、厚手ソックスを合わせてフィット感を調整しましょう。

小物(帽子、手袋、ネックウォーマー)
小物は「安全」と「快適さ」を支える重要アイテムです。
軽量でコンパクトな小物を揃えると荷物がかさばりません。
帽子
紫外線対策や小雨対策に。
つば広キャップやハットがおすすめ。

手袋
転倒時のケガ防止、防寒対策にも。

ネックウォーマー
首元の冷えを防ぎ、体温調整に役立つ。
マスク代わりにも。

コーデ例
カジュアルに楽しむ低山ハイキングスタイル
- 吸汗速乾の長袖シャツ
- チェック柄のトレッキングシャツを羽織る
- ストレッチパンツ+トレッキングシューズ
- キャップ+小型リュック

高尾山など、日帰りのハイキングにおすすめ。
おしゃれさと機能性を両立できます。
紅葉シーズンの御岳山にぴったり防寒スタイル
- メリノウールのベースレイヤー
- 薄手フリース
- 軽量ダウンジャケット(リュックに収納可能なタイプ)
- 防風パンツ+ミドルカットシューズ
- ニット帽+手袋

御岳山など標高がやや高い山は、10月後半は冷え込みが強め。
軽量ダウンを携帯すると安心です。
持ち物リスト(必須&あると便利)
- 水(500mlペットボトル×2本程度)
- 行動食(ナッツ、チョコレート、エネルギーバー、レモンなど)
- レインウェア(急な雨対策)
- タオル&着替え(汗冷え防止)
- トレッキングポール(膝の負担軽減に効果的)
- モバイルバッテリー(万一のため)
まとめ|10月の低山ハイクは服装選びが快適さを決める
10月の低山登山は、涼しい気候と紅葉を同時に楽しめる最高のシーズン。
ただし、「日中は暑く、朝晩は冷える」 という寒暖差があるため、重ね着を基本とした服装が必須です。
高尾山や御岳山のような人気スポットでも、適切なウェアと持ち物を揃えれば快適に山登りを楽しめます。
ぜひ、40・50代の方も機能性とおしゃれを両立させた服装で、秋の山歩きを満喫してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。